J：塾長　D：お父さん

J：「おめでとうございます」

D：「なんとか合格出来ました。ありがとうございます」

J：「ウチに来たのは小３夏で、小４の２月まで。ちょっとお休み期間を挟んで小５の６月から小６終わりまで。」
「小５からは中学受験専門の大手塾Hで受験に備え、ウチではHの算数の授業のフォロー学習で通ってくれました」

D：「基本Hの授業が週３日、小６夏からは週４。そして秋以降は週５日。それにBCさんで週１日。BCにはHでわからなかった問題や宿題を２時間みっちり教えてもらって、Hでの未消化分をBCで解消して通ってました」

 J：「小３夏にBCに入学した時は、受験を考えているという話ではなかったですよね」

D：「そうなんです。そもそも受験しようかなって考えてるんだったら中学受験専門の塾に小５から入学って遅いですもんね。私自身、公立で育ってきましたから、全く考えてませんでした」

D：「それが変わったのが、会社の同僚らとの会話でした。受験の話が周囲から何度も出て、私立受験って当たり前なん？って思ったのがきっかけでしたから。」

J：「地域差もあると思うんですよ。明石以西は神戸や阪神地区に比べると少ないですよね。でも私立の中高一貫校で学ぶメリットを考えると、金銭的に難しくないのだったら私立受験を考えるのも分かりますよ」

D：「そうなんですよね。同僚の話と何校かの私学の説明会に出席してみると、子供の大学受験を考えると、私立進学が魅力的に見えてきて…」

D：「本人と話しをしたら、小学校の仲の良いお友達も受験するっていう話を聞いていたからか、私も受験したいと言い出したので、塾長に相談したら、それなら小５から中学受験の塾にストレスなく入れるようにと４年の塾での勉強を受験用にシフトしてくれて…」

J：「約半年で準備したので、少し不安はあったんですよ。公立の勉強を前倒しで小５まで扱っていたけど、算数はやはり独特なので小５から入って流れに乗れるのかと」

D：「それを聞いていたので心配していたのですが、Hでの授業には問題なく入ることが出来たんだけど、３か月ほど経つと授業や宿題できちんと理解できていない箇所が出てき始めていたので、週１回BCでフォローしてもらおうかという話になり、再度通うようになりました」

J：「あれが良かったんです。受験用の塾に通っても成績が低迷する子って、学び残しが解消できてないというパターンが圧倒的に多くて、わからない所が増えてくると、もう先生の説明は頭に入ってこないので」

J：「子供ら同士でマウントの取り合いもするしね。ちょっとした勝った負けたで気持ちが落ちる生徒もいるから。受験を考えている学校が同じ生徒同士でも点数を気にする生徒は気にして大変だから」

D：「ウチの子も言ってました。上から目線で話してくる子がおるとか、何回かのテストで１回勝っただけで何回も勝った自慢をしてきてホントにウザいって」

J：「そういったことも含めて、お家でケアしてあげないとねぇ。小学生の受験は…」

Ｊ：「小５の夏ごろに志望校はまだ模試の偏差値は届いてないけど神戸海星女子を第一志望に。もしもぐーんと上がれば白陵や須磨学園、あまり伸びなかったら親和女子や甲南女子あたりは受けたいって言ってましたね」

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 つづく